面白い。
愛着障害は「リソースをどのように求めているか」で説明できそうな気がする


子どもの自制心が将来を左右するという「マシュマロ実験」が再現に失敗、
自制心よりも大きな影響を与えるのは「経済的・社会的環境」
https://gigazine.net/news/20180605-marshmallow-test-rich-kids/

> 今回の研究では、母親が学位を持つ場合、2個目のマシュマロを得ることができた子どもは、SATの点数と後に行われた母親による報告の両方において、2個目のマシュマロが得られらなった子どもと差が見られなったとのこと。
> そして、母親が学位を持たない子どもにおいても、2個目のマシュマロを得られた子どもと得られなかった子どもで差はありませんでした。
> 重要なのは子どもが3歳の時点における家庭の年収と環境であり、自制心の程度は経済的・社会的な不利益に勝るものではなかったといいます。
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> そして、今回の研究は「貧しい家庭の子どもは将来への保障が裕福な家庭の子どもに比べて少ないため、
> 2個目のマシュマロを得るためのモチベーションを得にくい」ということも示されています。
> 貧しい家庭の子どもは「今日食べ物があっても明日はないかもしれない」という可能性が常にあり、経済的な理由から「買ってあげる」という約束が破られることも考えられます。
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> 一方で、学歴が高く裕福な両親を持つ子どもは経験から「大人は食べ物を所有するだけのリソースと経済的な安定性を持っている」ということを知っているため、
> 「喜びを先延ばしする」ということが比較的簡単にできます。
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> 2013年にはハーバード大学の経済学者であるセンディール・ムライナサン氏らが、
> 貧困であることがいかに人々に長期的ではなく短期的報酬を求めさせるかを研究で示しました。
> 今回の研究は、過去の研究が示す「十分にリソースがあるかどうかが人々の考え方を変える」という内容と一致しているわけです。