10数年前、毒母が近所のババァにそそのかされて捨てられそうな子犬をもらってきた。
外面がいいから断れなかっただけ、家族には一切相談なしで犬を連れてきた。
でも、可愛がるだけ可愛がってしつけをしない。
トイレをするように自分は躾けたのに、母が何故か家の中ではトイレを一切しないよう躾けた。
トイレもケージも邪魔だと勝手に撤去していた。
おかげで散歩の回数は増大し、母はほとんど散歩に行かなかった。

人間の食べ物を平気で与え続けるのも辟易した。
自分はドッグフードのみにして、ささみをゆでたのを冷凍し、ときどきチンして冷ましてから与えていたが
自分が仕事で不在中に、煮物やらケンタッキーとか与えていた。
可愛そうだが、もうそれに慣れたらどうすることもできなかった。
そして、あろうことか骨付き肉を与え、飲みこんだ骨を取り出すために胃を切除する手術もしたことがある。

トイレに行かないよう躾けた犬も高齢になり垂れ流すようになった。
そしたら、「なんでいうことを聞かないの!!」と怒り出す始末。
犬にしたら、なんで怒られるかわからないだろうし、体の制御ができなくなりつつあるから仕方ないのに。
やむを得ずおむつを付けるようにした。
トイレさえしつけていれば、おむつを使うのはもっと後で済んだだろうに。

甘やかすだけ甘やかし、可愛がるだけ可愛がり、犬にとって「母が大好き」の状態にした後で、
高齢になるとほったらかすとか最低だな、と思った。
でも、母は自分にも同じような育て方してきたけどね。

ペットの飼い方でいろいろ気づくとは思わなかったけど。