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躁状態では、本人には病気という自覚はなく、むしろ今の自分こそが本当の自分だと思っていることがあります。本人に病識がない状態で受診してもらうのは困難です。

その際には、患者さんが最も信頼している目上の人から「病院にいってみるように」と指示してもらうと従ってくれることがあり、試してみる価値があります。


最初は病気であると本人が認めないことがある

うつ状態はともかく、躁状態は、当人にとっては調子がいいと感じられていますから、なかなか病気であることを認めたがりません。このように病識が欠如するため、自己観察が甘くなり、受診時における主治医への症状の申告が抜け落ちたりして、前よりももっとひどい状態で症状がぶりかえしたりします。

躁状態では、当人はハイテンションの中にいます。当人にとっては、気分的には絶好調の悪くない気分です。患者さんが明るく、介護する人たちが不安におちこむという奇妙なズレや軋轢が生じきます。

    【水】
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