>>324
「意識とは脳に依存しないで記憶を持ったまま存在できる可能性がある」から、死後の意識の保ち方を探求しようという意見だと思うが
意識というものに対する見解が浅いように思う

現在の科学の主流は随伴現象説であり、多様な情報を脳の各部分のサブルーチン・回路が受け取り,
意識はそれを統合する際にたまたま生まれている現象と言われている
脳機能の局在からすると,そうした各回路自体は意識を持たないゾンビシステムであり、
それを統合する際に,自己の活動を客観視する「意識」が生まれるという考えなのだ
つまり全意識の大部分は無意識にあり、意識は後付けの情報の統合役に過ぎないというわけだ

また、多重人格者や統合失調症を見ても分かるように、「私」という意識も意識の一部に過ぎない
だから死後の意識の永続のみを追及する考えは的外れのように思える
釈迦のように、自我へのこだわりを捨てよと言う方がまだタナトには的を射ているのではないか