自己の容貌ばかりかプロフィールまで巧妙に作り変えたGACKT。その背景には、
独立する際の操め事があったという。
マリスミゼルの2代目ボーカルになったGACKTは『取り分が少ない』と独立を志向するようになる。
98年頃、彼は勝手に脱退しようとしたのがメンバーにバレて逃亡。
ビジュアル系の世界は意外に縦社会で、了解なしに独立するのは一番のタブー。
それが発覚すると、二度と出演できないよう全国のライブハウスに
『ガクトを出入禁止にしてください』と回状が出されるんです」(マリスミゼル関係者)
だが、彼は99年初頭に独立できた。このとき泣きついたのは「X JAPAN」のマネジメントをしていたTという男。
Tは闇社会とも繋がりが深く、
写真誌『フライデー』にガクトが失踪したという記事を書かせ、間にロサンゼルスでレコーディングさせ、
戻ってきたところで派手にデビューさせたんです。

ところがその約二年後。独立の際に世話になったTと操め、追い込みをかけられるようになった。
「原因はたぶん力ネ絡みだと思うんですが、このときガクトは母方の実家を頼って沖縄に逃げたんです。
バックバンド数人を連れて、当時離婚して実家に戻っていた叔母さんに世話になり、
近くに一軒家を借りて目立たないように三カ月ぐらい隠遁生活をしてたんです。

その後、東京に戻って来れたのは新しいケツ持ちを見つけたから。
格闘技の『PRIDE』の事実上のオーナーだった
在日韓国人のIさんという人に世話になった。「戸籍を変えたのはこのころでしょうね。
トラブルを起こしては逃げ、
新しいケツ持ちを見つけては戻って来る……の繰り返しですよ」(高校時代からの知人)