親が自己愛性人格障害で配偶者や周囲の人間を振り回し傷つけるのを見て育った場合は、子供はそれを学習し、そのように振る舞いやすくなります。

しかし、人格は、遺伝的、先天的な要素が大きい気質の傾向だけで決まるわけではありません。
環境の影響も大きく受けます。
親が愛情を注いで適切に育てた場合は、自己愛性人格障害にならないことがあります。

さらに、そうして形成された人格が障害として立ちはだかるかどうかは、周囲の状況次第です。
周囲に本人思いの友人や指導者に恵まれた場合、人格障害から脱却することができるでしょう。

以上のことから、遺伝するのは人格を形作る気質や性格の一部であって、人格障害そのものが遺伝するわけではありません。

↑つまり、そばにいたらそうなるって事だよねこれ