SUGIZOは音楽だけ聴いてほしいと思ったけど今さらメイク落とすのも癪に障るって言ってるからその辺のプライドはあったんだろうね。

https://gekirock.com/interview/2018/06/luna_sea_brahman.php

−LUNA SEAの"見られ方"とは、どういうことですか?

SUGIZO:いわゆるヴィジュアル系というところに属していて、軟派な見られ方をしてたと思うんですよ。
そこに対して"俺は本当はここじゃないのに"っていうコンプレックスもあったのかもしれない。


−"ヴィジュアル系"と言われていたことへのコンプレックスについて、もう少し話を聞かせてもらえますか?

SUGIZO:カテゴライズされるのがすごく嫌だったんです。もし、そのシーンを自分がカッコいいと思えていたなら
良かったのかもしれないですけど、正直なところ、周りのバンドや後続のバンドのほとんどは、まったくカッコいいと思えなかった。

俺たちは、パンクの中でもハードコアの反対側にいた、当時はポジティヴ・パンクと呼ばれていたゴス、BAUHAUSやSEX GANG CHILDREN的な、
ダークで過激なことをやりたくてああいうメイクとかケバい格好をしてたんですけど、それが軟派な鎧みたいになってしまって。

−ニュー・ウェーヴやポスト・パンクを吸収して、90年代だとSUEDEのような、ダークサイドからグラム・ロックを解釈したようなバンドともリンクしているという評価も、LUNA SEAに対して少なからずあったと思うんです。

SUGIZO:その音楽的な部分が、自分たちの表層的なイメージで妨害されていたんですよね。
だから、純粋に音楽だけを聴いてほしいと思ってたんですけど、それでメイクをやめるのも癪に障るというか違うというか。