「一度全てを失って、半分はもう死んだ身」――成功と挫折を経たSUGIZOが今、ボランティアに励む理由
https://news.yahoo.co.jp/feature/1514

「ビジュアル系」に吐き気がする

「正直、デビューから3作目までのアルバムは、僕は今、聴き直せない。
『大人の言うことなんて』と思って強く反発し、サウンドプロデューサーを入れなかったことを、今ではすごく後悔している。
過去の素晴らしい音源は、時代を超えて愛聴される。でも、残念ながら初期のLUNA SEAは、サウンドのクオリティーがそこに至らなかった」

「ビジュアル系は、僕にとって差別用語。いまだにそう揶揄されると吐き気がする。
デヴィッド・ボウイやJAPANといったアーティストに影響を受けたから、ステージで着飾ってメイクをするのは当たり前だと思っていた。
でも、ボウイはメイクをしていたけど、ビジュアル系なんて言われなかった。僕らの音楽のクオリティーが、思い描いたビジョンに届かなかった」

HIDEはLUNA SEAにとってもSUGIZOにとっても恩人だった。2009年、SUGIZOはX JAPANの正式メンバーとなった。

「HIDEさんはとても面倒見が良くて、半面、すごく寂しがり屋だった。
1人でいることをすごく嫌がって、必ず誰かと一緒にいたがっているように見えた。
初期のX JAPANでは、YOSHIKIさんを、バンドをどう世間に見せればいいのかを客観的に見ている女房役だった」

「YOSHIKIさんはロックの世界に生きる現代のピーターパン。破天荒なところもあるけれど、あれほど純粋な50代を僕は他に知らない。
素晴らしい人です。YOSHIKIさんは美学で突き進む人で、hideさんはおもちゃ箱をひっくり返したような世界が好きな人だった。
hideさんの本来のポップな才能が花開いたのがソロ活動だった。もしhideさんが生きていたら? 今も一番面白いことをやろうとしていたでしょうね」