【時代の論客】ひろゆきに「センスを磨く習慣」を聞いてみた
5/27(木) 6:01配信

27
この記事についてツイート
この記事についてシェア
ダイヤモンド・オンライン
● 「強く言ったもの」が強くなる

 ひろゆき氏:答えがない分野って、「答えを堂々と言い切る人」が強いんですよ。たとえば、「これは有名なコピーライターが書いたコピーです」とか、「これは三つ星レストランのシェフが作りました」って先に聞いたとしますよね。そうすると、本当に素晴らしいコピーに見えたり、料理がおいしく感じたりします。

 映画や小説だって、「あの有名監督の最新作!」とか「あの一流作家、渾身の一作!」って謳ってたら、なんか名作だと思うじゃないですか。それで大外しはしないという。

 ――言ったもの勝ちみたいな。

 ひろゆき氏:「誰が言うか」が大事なジャンルは、そうなりますよ。だから、さっさと実績を作ってしまって、偉そうに語ると生き残れます。

 「王様は裸だ!」とは誰も言いませんから。あまりにひどいセンスのものを連発したら、「あれ、あの人の時代は終わったんじゃない?」ってなっていくんですけど。70点くらいの仕事だったら、誰も責めませんよね。

 ――そうやって客観的に自分を見ながら生き残ればいいんですね。

 ひろゆき氏:そう。1回でも偉くなった人が「こっちがいい!」って言い切っちゃったら、みんなそれが正しいと思いますから。