うちで働いてたフリーランス2名の話。

同じ製品の分野であったけど、Aがかなりデキるやつで、もう一人Bはそこそこできるが、Aに対抗意識を燃やしていた。
あるときBがMicrosoftMVPをとったようで、それの勢いで法人化。

Aは、俺が今でもこの製品分野でAよりスキルのあるやつを見たことがないくらいな奴だったが、MVPとかは持ってなかった。
BはAのスキルは知っていたから、
「どう?俺の会社に入りなよ。幸せになる仕事ができないとダメ。」
ってしきりにAを法人化第1号の社員にしようとしてたみたいだ。

周りから見たら、今までのコンプレックスからAを自分の下につけたかっただけじゃないかってしか思えんかった。

しかし、冷静沈着なAがとった選択肢は、フリーを続けるでも法人化でもなく、堅実に大手の正社員として就職。
ヘッドハンティングだったのか、何かすでに策略があった結果なのかは不明。
度肝をぬかれたBは、Aに「あの会社は採用予定があればだれでもとるからね」「君(A)はあの会社で3年もたないと思ってるよ」って言ってたみたい。

結局、Bは法人化しても、うちから仕事を回されるだけで、今までとは特に変化なし。
うちとしてはMVPのバリューを使って仕事取れないかなーって感じではあったのだけど、
Aは「いい仕事ができないから」という理由で、うちの会社と距離を置いたようだが、久しぶりに会ったら
「xxだけじゃ食っていけないから、今はxxx系のプロジェクトに参加してる」と言って、そそくさと離れていった。

実際に3年もたなかったのはAだった。
MVPとって独立できると勘違いしちゃった悲しいやつ。