Microsoft、Windows 10で旧型機を大量に切り捨て
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/14/481542/072600399/

これに該当するのは、米Intelの「Clover Trail」プロセッサを搭載した
Windows 8.xのマシンを2013〜14年に購入してしまった哀れな人たちだ。

3年ほど前に買ったマシンがこれで一巻の終わりというわけではない。
これまでのバージョンのWindows 10を引き続き使うことは可能だ。
パソコンが永久にブルースクリーン化するといった話ではない。
それに、結局Microsoftは多少譲歩し、アップデートは無理だが、
セキュリティパッチは今後も提供すると発表した。

なんとも慈悲深い巨大企業である。

壊れていないものは直すな、という言葉がある。
壊れていないマシンのリプレースにIT予算を投じるな、という話なら、なおのことよい。

パソコンは、2〜4年で寿命が来るスマートフォンとは違う。
筆者としては、パソコンは少なくとも10年は持ってほしいと思う。
Linuxのデスクトップ環境を使っている身としてはなおさらだ。

確かに、Windows 10がハードウエアに求める処理能力は、旧式のマシンの水準を超えている。
だが、Windows 10がパソコンにもたらした付加価値で、本当に価値があるものとは一体何なのか、
誰か教えてほしいと本気で思う。筆者は1つも思いつかない。
Windowsで最も優れたバージョンは、筆者としては今でもWindows 7だ。