8086 の場合は、20 ビットのアドレス空間 (1M バイト) への
アクセスを、このあとで説明する 16 ビットの組み合わせでやることに
して、それを「セグメント」と称した。

8086 には、CS, DS, ES, SS という 4 つの「セグメントレジスタ」が
ある。こいつらは 16 ビットのレジスタ。

で、CPU に対するアドレスの指定は 16 ビットしかふつうはできない。

16 ビットでどうやって 20 ビットの空間全体にアクセスするのか、という
と、「セグメントレジスタの値 × 16 + アドレス」という計算をして、
メモリにアクセスすることになる。

この、セグメントレジスタの値のことを「セグメントアドレス」、
加える 16 ビットの部分を「オフセットアドレス」と言ったりする。