帝国軍団の中で異端扱いを受けていたデロギャン率いる隊があった。
デロギャンは過去に頭部を損傷しており、思考に異常をきたし、それは徐々に悪化していた。
それでもまだ思考は正常に機能する割合が多く、論理補助としてロボットを介することによって
秩序を持った指示を出していたのだが、症状の悪化が進みデロギャンは異常な思考をするようになった。
その思考がロボットを介することによって理屈だった指示に変換されただけのものが指示となり、教育によって思考を制御された隊の人間はただ指示に従う。
規模の大きな帝国勢力の中で、異端扱いを受けていたデロギャンに監視の目は届かなかった。
そして異常な思考のデロギャンの思考を理屈化し出された指示は
反乱軍が帝国軍への攻撃を行なうまで無期で待機、攻撃が確認でき次第反乱軍に無期で加勢せよというものだった。
これに従いデロギャンの軍は反乱軍についたのだった。