場所は森に囲まれた泉の傍ら。
世界に選ばれた者がそこに集まっていた。
 世界はそれぞれ、人界・魔界・天界・幻界に別れていて、
それぞれの界の王達は、全ての世界を手に入れようと闘争を繰り返していた。
しかし、それによって世界は滅びようとしていた。
だから世界は自分を護る者達を集めた。
その場にいた者達は、それぞれが自分達の世界を守るためにそこにいた。

「王が騒ぎ出した・・。」

 幻界を護る者が言った。一昔前まではいないと言われていた者。
それが幻界に住む。幻族だった。
それは、竜・狼男など。身体が強く、知能も高い。

「極楽地獄。それも今日までか。」