第二次世界大戦で米軍の歩兵用主力ライフルとして活躍した、
世界で初めての主力軍用セミオートマチックライフル(半自動小銃)である。
採用自体は1936年に制式採用されていたが、それまでの歩兵用小銃と
全く異なる構造のため、生産インフラが整わず、米軍兵士に有効戦力と
して配備されたのは1941年後半頃といわれている。そして、米軍兵士の
すべてが本銃を装備し、戦闘を行ったとされているのは、1942年のガダル
カナル島の戦いであるとされている。

本銃の最も特筆すべきところは、その存在そのものである。すなわち一国
の軍隊の主力装備としての歩兵用自動装填式ライフルである点に他ならない。