世の中は学歴じゃないんだ!人間性なんだ!とか中学生みたいな頭のまま大きくなった理系がたくさんいるから、
通りすがりの文系の俺が社会の仕組みについて講義してあげよう。

あのな、人間ってのは結局動物なんだよ。教科書みたいな人間なんていないわけ。新聞とかテレビは全部タテマエ
であって、裏には理不尽な人間関係が渦巻いている。だが悲しいかなそれが現実。教科書はウソであって、現実の
社会は厳しいもんだ。

じゃあそういう現実の社会で力を持つものは何か?それは、学歴であったり金であったり人脈であったり統治知識(法律、
政治、経済、心理)であったりする。もうこの社会にはびっしりとした権力構造が完成しているので、理系と文系エリートが
逆転すると言うような奇跡はない。

じゃぁそういう力関係の中で理系はどうすればいいのか。ゲーテも言うように、力に勝てるものはおこないだけだ。
つまり、理系は自分の持っているプログラム知識で、文系に貢献する。それによって文系からお金がわたる。それ
で生活ができるわけだ。

それは悪いことじゃない。人間社会は文系と理系の協力関係で成り立っている。これがまさに適材適所。社会を治める上
で、文系の能力が有効だから文系が上になっているだけ。数式なんかの知識では社会はおさまらないのは当たり前だ。問
題なのは、協力関係上、上になっている文系に対して変なコンプレックスをもつ理系のゆがんだ心だけだ。理系は唯一「おこ
ない」によってのみ、社会に貢献できる。

その当然の事理をわきまえるべきだな。あまりにも社会をしら無すぎる。