まずは、「プレハブ連続配置ツール」から。アクターをカテゴリから選択、連続配置することのできるツールを準備した。スタンプを使うように配置させるようにでき、補助機能としてグリッド位置吸着、地面法線回転吸着、ランダム回転もサポート。さらに、この配置ツールはアクターだけではなく背景にも対応しているそうだ。

『カービィ』シリーズ初の本格3Dアクション『星のカービィ ディスカバリー』は、ゲームプレイだけではなくシステム、ツール開発も大_006
 次の「レイヤ―ウィンドウ」はUnityの機能をより使いやすく改良したものを作成。レイヤーごとの可視フラグや編集ロックフラグの切り替えをサポート、レイヤーの属するファイルロック取得もワンクリックでできるようになった。


 「シーンオープンウィンドウ」はシーンを開く操作をしやすくなるツール。テストを含めると数百オーダーになるシーン数。それをコンテキストメニュー方式で最低限のオペレーションで目的のシーンが選択できるようにした。最近開いたシーン選択や前後のマップ選択もサポートしたそうだ。地味だけど存在感のあるツールになっている。

 「プレハブ削除ウィンドウ」は既存のプレハブを削除したり別のプレハブに置換するツール。配置済みの全シーンに対して削除、置換しデータコンバートまで実行することができ、このツールのおかげでデータ整理に対するハードルが下がったそうだ。

 最後に「リアルタイムプレビュー」。変更したらすぐに画面上に変更結果を反映する機能。すべての変更状態に対応するのは大変だったため、優先度の高い装飾パーツなどに絞って対応したそうだ。