コンペーこれまさにお前やんか
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中学生くらいから嫌なこと面倒なことがあると、いかにしてラクしてやり過ごすかを考えてきた

受験もがんばっていいところを目指すんじゃなくて、勉強しなくてもなんとか入れる高校へ

大学進学もとりあえず社会に出るのがイヤだったから、まだ学生でいたかったから

そしてバイト生活、そこでも頑張らなくてもまあまあやり過ごせる仕事
それもできない無能だったけど

辛いことや苦しいことに直面しても、「無理無理」とその壁を乗り越える努力をすることはなかった

そうしているうちに30代後半に突入、同年代ならかんたんに飛び越えられる壁も

底辺へ底辺へと沈んでいった彼にとってはるか高くそびえ立っていた

その壁はどんどん高くなっていき、彼はただ絶望するだけだった