意外と見落とされがちだが、
帝政時代の伝説的名将スヴォーロフ以来、
戦争において最も重要な要素は時間である。ってのが、
ソ連時代を経て現代に至るまで、ロシアの軍事戦略上の一大伝統なんだよね。
だから守勢においては遅滞戦術を多用し敵の攻勢限界を待ち、
突出部側面に楔打ち込み包囲殲滅。
以後の攻勢においては力攻め。って戦術が多くなる以上、守勢攻勢共にある程度犠牲が増えるのは半ば必然だ。

しかしその結果、"制度的奇襲"であったバルバロッサも時間切れでモスクワ・レニングラードを陥とせず、
モスクワ前面でもスターリングラードでも独軍は壊滅し、
バクラチオンで押し流されたのも事実な訳で、
結果として作戦目標はちゃんと達成している。

ま、要するに>>1は負け惜しみに過ぎないってこったw