インドで「奇跡の生還」 標高6千メートルの氷河で雪崩、5日ぶり救出
(産経 2/10)

ヒマラヤ山脈の標高約6千メートルの氷河で発生した雪崩に巻き込まれ、生存が絶望視されたインド兵10人のうち1人が
8日夜、5日ぶりに救出された。 インドのメディアが9日「奇跡の生還」と報じた。

地元メディアによると、救出された兵士は深さ7〜10メートルの雪の中に埋まっていた。
肺炎や多臓器不全を併発し、意識がなく重体。 軍は9日、首都ニューデリーの病院に兵士を搬送した。

現場の氷河はインドがパキスタンと領有権を争うジャム・カシミール州北部のヒマラヤに連なるカラコルム山脈の一端にある。
兵士らは3日、標高5900メートルの地点を警戒中、大規模な雪崩に巻き込まれた。
現場は空気が薄く、気温は氷点下40度近くに達するという。
http://www.sankei.com/world/news/160209/wor1602090069-n1.html