たまたま今スターリングラードの本読んでるんだが、悲惨なもんだな。

日本軍はああ見えてガダルカナルやキスカなど適宜撤退戦をやって成功させて
いる。悲惨なラエ撤退ですら結果的に圧倒的生還者数を誇る。もしスターリン
グラード戦をやっているのが日本の陸軍参謀本部なら、パウルスに撤退を命じて
いたと思う。マンシュタインはその撤退路確保を命じられたらできた、マンシュタインなら
自軍、第六軍双方に多大な犠牲を払っても、一定の撤退戦支援はできて結果を
出せたはずだ。

ヒトラーもスターリンも同じように戦略に疎く、現実逃避傾向の独裁者なのに、
軍事的にはスターリンの方がはるかに忍耐強く合理的判断をしているように
見える。軍事的にはヒトラーよりスターリンの方がずっと有能に見える。ドイツ軍
残念であった。