殺人予告メールは第三者が関与か アニメ演出家を釈放 大阪地検

大阪市のホームページを通じ殺人予告のメールを送ったとして業務妨害罪で起訴された
アニメ演出家、北村真咲被告(42)について、第三者が関与した疑いが浮上し
大阪地検が勾留取り消しを請求、釈放していたことが7日、分かった。大阪府警が明らかにした。
府警捜査1課によると、北村被告の自宅のパソコンを、第三者が何らかの方法で遠隔操作した可能性があるという。
男性は7月、自宅のパソコンから、大阪市に
「(大阪・日本橋の)ヲタロードで大量殺人する」とうその内容のメールを送り
市職員と警察官の業務を妨害したとして、9月に起訴されていた。
北村被告は「機動戦士ガンダム00」で助監督を務めた著名な演出家。

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府警によると、「心当たりもなく、身に覚えのないこと」と容疑を全面的に否認しているという。
インターネットによると、北村容疑者はアニメ「ケロロ軍曹」などの演出を手がけているとされる。
逮捕容疑は7月29日夜、大阪市の相談窓口サイトに
「来週日曜に(大阪市浪速区の)オタロードで大量殺人をする。
歩行者天国にトラックで突っ込んで無差別にキモオタどもをひきまくる」などと投稿。
翌30日朝に閲覧した担当職員の業務を約5時間妨害した上
予告当日の8月5日、府警浪速署員ら約90人を周辺警備などに不当にあたらせたとしている。
北村容疑者は日航機に爆発物を仕掛けたとのメールを日航に送った疑いも持たれており、警視庁が関連を調べている。