山本五十六・連合艦隊司令長官は、果断の人だった。
弱音を吐かぬ信念の人だった。
物量・兵員数の劣る我が軍による巧妙な用兵と作戦で一時的にせよ、
アメリカ人を叩くのに成功したことは、我々日本人は記憶せねばならない。

連合艦隊隷下の司令官の弱音も聞き入れず、果断、 決断、実行により、
見事にハワイ奇襲を成功させ帝国海軍の名を歴史に残した。

よくアメリカ国民の恨みを無視したと批判されるが、
司令長官は、我が軍将兵の発奮を促すのに、
あえてアメリカ国民を挑発し怒らせることに重きを置いていた。
このことはあまり知られていない。
これは、司令長官が功に誇るような人物でなく、
謙虚な典型的帝国海軍軍人だったからに他ならない。