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冷戦期から戦車の定数を減らす時代になったから、比較的安い費用で近代化できるというのに
時代遅れになった戦車は捨ててしまえばいいというのは少々安易な発想ではないかな。

新型戦車の導入と合わせて、現有兵器の近代化もきっちり行えば、単に新型戦車を導入して
74式を捨ててしまうよりいざという時の実戦戦力の増加と、新型戦車の調達ペースを落とすことにより
予算の節約の一石二鳥の効果が得られる。

例えばこんなのはどうだろう。2014年現在の74式の現役は300台。この内、半分の150台は
モスボールにして保存。150台は近代化改修を行う。この近代化はERAやパッシブ暗視装置などで、
既に世界に大量に輸出されて運用されているM60用の改修キットを、ほぼそのまま流用して1台1億円以下に抑える。
つまり新型戦車1台の導入費用で10台は改修できる。この改修で、例えば20年使える期間が延びればかなり
効果的。

150台近代化したとして、この内2/3の100台を予備兵器として定数から外す。
現役の定数として稼働させるのは50台程度にしておき、100台はいざとゆうときに消耗した戦車の代わりや、
後方警備など二線級部隊でつかえる戦車として大切に保管。

自衛隊の戦車定数の大部分は、新型戦車で更新していけばいい。