【プルトニウム積んだ輸送船、アメリカに向け出港 護衛はしきしまとSST お召し船あきつしまはお留守番】
TBS系(JNN) 3月22日(火)10時14分配信

 核兵器40発分に相当するプルトニウム300キロ余りを積んだとみられる輸送船が、22日午後、アメリカに向けて出港しました。
陸上の警備のほかに、船の上でも銃を持った黒づくめの男たちが厳重な警備を敷いていました。
東海村の港の青い船に横付けするトラック。船はプルトニウムを運ぶ専用の輸送船「パシフィックイグレット」で、トラックの積み荷はプルトニウムが入ったとみられるコンテナです。

午前7時半、積み込みを開始。船の格納庫に入っていく巨大なコンテナの横には、放射性物質を示すマークが。
プルトニウムは合わせて331キロ。港に隣接する日本原子力研究開発機構で保管されていたものです。
輸送船が到着したのは21日。普段はサーファーや釣り人で賑わう浜辺は、緊張に包まれました。沖合には海上保安庁の船。
そのすぐ横を、黒いゴムボートが次々と猛スピードで走り抜けます。民間の警備会社とみられます。港には警察の爆発物処理班が待機。