N700系の新幹線が登場した頃にTVで特集組んでたけど、あの特徴的な先端形状は
もちろんスパコン使ったシミュレーションで計算してたんだが、あれは膨大な
データと製造実績を持つJRが独自に開発したソフトで、市販のソフトだと全然
違う結果になるそうだ。

その中でJRの開発者も「最近はどの分野でもシミュレーション無しの開発はありえない」
と言ってたけど、同時に「シミュレーションだけで物作りは出来ない」「シミュ
レーションした数値に基づいて試験機を作っても、計算通りの数字は出ない」
「シミュレーションは開発工数を減らす大きな効果があるが、実際に作るまで
本当のところはわからない」と言ってた。

当たり前だけど、市販の汎用シミュレーションソフトでは専門的な分野の計算
までは出来ないらしいから、やっぱり自前で計算式を作る必要があると思う。