西部戦線は「余興のつけたし」に過ぎないが、それでも大陸打通作戦くらいの意味はある。
米軍がここで成功したことは、戦後から現在に至るまで米国がNATOを主導する理由になっている。

>「我が祖国は金輪際“モントゴメリーの成功”などという愚にもつかぬわがままを許すことはできない」。

他の連合軍が勝利に向かって進撃を続ける中で遅れを取る国があったとすれば、その国はつまはじきにされる。
中国は最低だが、イギリスにしても発言権はあまりなかった。フランスとイギリスは戦後の地位
において大きな違いは無かったが、西部戦線とはその程度のものだったということを示している。