ジャオ・ジュンクン氏(78)は「連隊の息子」を自称する。日本の占領中に幼くして孤立した少年は、
中国の北東部で活動するゲリラグループで育てられた。最初の記憶は日本人に対する恐怖と飢餓感であるという。
彼のゲリラ部隊が日本の迫害を逃れてソ連に逃れたとき、はじめて満腹になるまで食べることができた。
「そんなロシアと中国がそろって戦勝70周年を祝うのは正しいことだ。これは我々の共通の勝利であり、
分割することなどできない」とジャオ・ジュンクン氏は語っている。
「欧州戦線ではソ連の対ナチスドイツ解放戦がメインの舞台となったように、東部戦線では中国人民の
日本占領軍との戦いが主戦場となったのだ。この2つの戦いが第二次世界大戦の趨勢を決めた。
ソ連は一番大変なときに中国を助けに来てくれた。装備を送ってくれ、志願兵を送ってくれた。
中国解放のために戦って、多くが英雄的に命を落とした。かわって中国もソ連を助けた。ジューコフ元帥によれば、
中国の頑強な抵抗が日本軍の手足をしばったからこそ、東からのソ連への侵攻が予防されたのである。2015年、
世界は2つの記念すべき日を祝う。ナチスドイツに対する勝利を祝う5月9日と、軍国主義日本に対する勝利
を祝う9月3日だ。中露にとって、これら日付が共通の祝日となっていることは象徴的だ。2つの偉大な国家が
両国民の発展と世界平和の名のもとに永遠にともにあることは、運命によって定められているのだ」
http://jp.sputniknews.com/life/20150831/830458.html