基地容認派も基地反対派も、米国をナメすぎているのではないか。米国は尖閣を守るために沖縄に居るのではない。
米国は米国の覇権を維持するために沖縄に居るのである。つまり米軍は保護者ではなく支配者。

尖閣問題で米国は日本支持を表明しているものの、尖閣防衛で沖縄の米軍が出勤するとは思えない。
「中国脅威論」が叫ばれるが、米軍が沖縄を守るとは限らない。米国と中国で沖縄分割というやり方もある。
それはポーランドがナチスとソ連に分割されたのと同じだ。ヒトラーの攻撃からポーランドを守るために、
ポーランド政府がスターリンを頼りにするなんてことはできない。

>翁長知事と米大使の会談困難に 

そんな会談に応じるくらいなら、とっくの昔に米軍は沖縄から撤退していただろう。何しろ沖縄返還は、
サンフランシスコ平和条約から20年も後の1972年のことで、その後も居座り続けているからだ。
鳩山由紀夫が基地反対を最近言い立てているが、もしそれを米国が承知するくらいなら、
2010年に鳩山由紀夫が総理だった時にそうしていたはずだ。