第一段作戦の戦訓による空母戦の新戦術はなかなか浸透しなかった
MO作戦の井上成美なんて、あてがって貰った防空偵察用の瑞鳳を分離してしまった
護衛といっても、船団は航空撃滅戦の後に進出させるべきで
そもそも敵空母の空襲圏内においてはならず
この点でダメだった(MO攻略が一度頓挫したのも敵空母によるラエサラモア空襲なのだから)

さらに空母への増勢の零戦も基地空に移動させ攻略失敗
彼は基地航空隊による航空戦しか知らない時代遅れの使えない提督だった
決戦時の零戦増勢、航空戦隊への小型空母の増勢という最新の戦術をお膳立てされながら
自らそれを破棄して敗北を招く無知無能ぶりを晒した
無茶苦茶な作戦を命じられては五航戦の原中将も戦いようがない

それに比べるとMI作戦の一航艦(南雲中将)は見るべきところが多い
偵察と基地への空襲で編制を誤ったのが敗因となったが