>>74
サンフランシスコ平和条約での文言は既成事実となった問題を追認している向きもある
中華民国による台湾の実効支配は45年8月に既に開始されており、51年に日本がその主権を持たないことを「追認」したところで、45-51年に掛けて「日本が台湾に関してポツダム宣言を無視した状態」であったということは、物理的な観点から見れば偽である
しかし俺は「連合軍最高司令官が日本に対して台湾の主権を手放すことを要求した」、ないしは「台湾が中華民国に帰属することの認可を(形式的に)要求した」という事実については勉強不足故知らない、知ってたら教えてくれ
が、それが行われか行われていないかということは結果的にはさして重要ではなく、詰まる所アメリカ(またはソ連、若しくはその両方)がそうした手続きを介さずにカイロ宣言を根拠として中華民国に裁量の自由を与えた可能性も考えられる
これは「連合軍最高司令官による統治の制限」の範疇ではないように思われるが、そうであった可能性もある、というにとどめる
ソ連の国後・択捉の実効支配に対してもアメリカ側でそれを暗黙の内に認め、サンフランシスコ条約にてそれを「追認」したともいえるわけ
しかし、台湾はカイロ宣言において明言されているが北方領土はそれがないので...ということになり、結局カイロ宣言の内容と、その後のソ連の実効支配にはどちらに優先権があるのか...というさっき言ったような話になる
しかし、そもそものカイロ宣言に疑問点がある以上、台湾に関してもこれ以上絶対にこうだと言い切ることはできない