128/129/133/135です。

>>138
> こうやって大型化した無人機の運用コストは有人機と変わらない位になるんじゃないかな?
> AWACSの搭載物はほとんどレーダーとその電子機器、通信機関連で人員の占める割合は少ないから。
> 何せ200人以上乗れる機体に20人程度しか乗らない訳で。
> 将来は解らないが現代の技術レベルだと無理をして無人化する利点は少ないと思う。

まず管制員を搭乗させるとなると管制員に飛行手当を支給せねばなりませんが
AEW/AWACSは飛行時間が長く管制員の人数も多い(特にAWACS)ので飛行手当つまり人件費は
相当なものになると考えられます。それに人間の生命維持に不可欠な環境を機内で維持する設備は
相当なコストを要し重量的にもかなりのペナルティになりますが、無人ならその設備の重量ペナルティはなくなります。
すると機体が軽くできるので燃費も向上するし主翼面積も削減できますが、この削減で更に軽くできます。
というわけで有人用設備の重量の何倍もの重量を省いて軽量化できその分だけ機体コストも安くできます。

何よりも管制能力には長けていても身体的問題で航空機搭乗員資格が得られない人材は現在の有人AEWでは使えませんが
空中レーダー機と地上管制センターの分離ができるならそういう才能ある人材を活かせます。

それと敵が先制攻撃をしようとした場合、緊張エリアを監視している我が国のAEW/AWACSを対AWACS用超長射程AAMで
先制奇襲攻撃&撃墜することでそのエリアに関して日本側に混乱をもたらして以後の戦いを有利に進める手順となりますが、
有人管制機ではこの敵の先制攻撃によって大切な管制員を緒戦で大量に喪失する事態となります。
これが無人レーダー機ならば機体は失われるのは同じですが、生まれつきの適性が不可欠で
しかも育成にも更に相当なコストを要する管制員を危険に晒し敵の奇襲攻撃で喪失する心配はなくなります。

ですから空中レーダーサイトと管制サイトとを分離して管制員を安全な場所で勤務させるのが技術的に可能ならば
その分離で得られるメリットはとても大きいのです。というわけでAWACSの無人化をなぜアメリカがやろうとしていない(ように見える)のか
不思議だったのですが、135さんらのデータ量が非常に大きく通信が逼迫するという説明で納得できました。