>>487
正しく造られ正しく使われれば相応に活躍したし敵からも恐れられたのだから十分に傑作機の名に値するだろう

その正しく使われれば活躍できたというのは
@成増の部隊が正しく整備プランを立てて実行した結果として高い稼働率を維持できた事実、
A陸軍は戦闘機100機という量も重視した運用原則に従った結果として四式戦を中核とする日本陸軍戦闘機部隊が
 フィリピンの制空権を一時的にせよ取り返せた事実、
B大陸打通作戦における四式戦の貢献度の大きさ
で実証されているわけだ

陸軍の戦闘機行政(開発、運用両面)は最後まで巴戦的な価値観に拘泥した海軍のそれに比べれば技術の変化に即して遥かに合理的だったし
四式戦はその合理的な戦闘機開発行政の中で生み出されて合理的な運用に恵まれた場ではきちんと活躍したということだ

そして四式戦の持つポテンシャルの高さは戦地で鹵獲された量産機がアメリカでテストされて実証された
この高い数字を叩き出したのは記録達成用とかの特別な機体とかじゃない、まったくの量産機だ
(プラグ・燃料・オイルはアメリカ規格だがな)