まず魔法という物理体系が児戯過ぎていい加減。
ああいうのは劇中で駄菓子などのネタがあったけど、大人が児戯的懐古に浸る為の方便なんだよ。
子供の頃と違って知識を身につけてしまった大人の態度なら「馬鹿馬鹿しい」となる。
でも駄菓子など稚拙な対象に、魔法という“常識の通じない理不尽”が振りかけられてると、そういう児戯めいた内容にも大人でも抵抗なく耽溺できる。
何故なら「大人の身につけてしまった常識」は「魔法という理不尽」には通用しないから。
魔法という設定は、「ドラえもんの道具」同様にその為の舞台装置なんだよ。
でも“常識の通じない理不尽”さには語るほどのミリタリックな「明快な勝敗ロジック」なんか無いしな。