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中国・熊の胆のうは、熊の生き地獄。その生き地獄を支えているのは日本の消費者。

〜物言えぬ動物たちの叫びを届ける会より転載〜
「さあ、おいで、熊ちゃん」。
私が手を差し伸べると、小熊がよちよちと歩いてくる。小さな手を私のヒザに載せ、温かい舌でぺろぺろと私の手を舐める。突然、ドアが叩かれた。
小熊が慌ててベッドの下に潜り込む。

 ドアを開けると、熊牧場の職員が現れる。「すみません。お邪魔します。いま、小熊が逃げ出しましたが、ここに来ませんでしたか」。
「小熊なら、来てますよ」・・・。たちまち、小熊がベッドの下から引っ張り出され、四本の足がしっかりと縛り付けられた。
部屋から引きずり出された小熊は、目線を一刻も私から離れることはない。「助けてください、お願い・・・」

夜が明けると、牧場の管理人、張さんが熊宿舎の見学に案内してくれた。広大な建物に、6つの檻が置かれている。
檻のなかには、コルセットを装着した熊がいる。
「胆汁の価格は、いま1グラム300元です。ほら、そこ、胆汁搾汁作業が始まりますよ」。張さんが案内役を務める。

体格の良い作業員二人が慣れた手つきで熊を縛りつけ、コルセットの両側に太い縄を引っ張りだし、滑車を通してよいしょっと綱引きのように力を入れる。
ぎゅっぎゅっ、見る見るコルセットが締め付けられていく。