元々、大口径砲の「急行列車が頭上を飛び抜けるような」ってのは、元ネタは
日露戦争の旅順攻防戦での戦記というか、
「露助ノ奴ラオオキナ大砲ヲ打つゼ 頭ノ上ヲ急行列車ガトビ抜ケルミタイダゼ」
って、戦場からのハガキだあったから、てとこからだろ。
そりゃ、遠弾で頭の上通過すりゃ(単発なら)飛翔音が聞こえても不思議じゃない。

あれは相互に臼砲や黒色火薬の砲を使ってたから、弾速が遅い。28サンチ榴弾砲
なんか、実情は臼砲に近い短砲身だ。
(ちなみに、相互に殆ど同じ砲使ってたんで、信管が鈍い不発弾に互換性のある
 山砲の信管つけて撃ち返してきた、って逸話もある)

拳銃弾ですら初速が音速超えるのが多いんで、サイレンサーに苦労するくらい。
総火演なんかで戦車砲(74式の105o)でさえ、キン!!って衝撃波の印象が強い。
飛翔音なんか聞こえないが、良く見てると砲弾は目で追える。

そりゃ、自分の撃った砲弾の発射音は聞こえて当然だが、撃たれた側が弾の飛翔音
聞こえるのは、せいぜい黒色火薬の時代までだろ。今のスナイパーなんか、1Km以上
先を撃つんだからw 逆に、爆撃はわざと音出して威嚇するんだけど。