未だ敵影見ず、かな。

零戦の航続距離は、渡洋爆撃での九六式中攻に九六艦戦がエスコートできずに
大損害を被ったトラウマからきている。漸減作戦では、南方作戦は基地航空隊の
陸攻の反復攻撃が必須だったから、零戦の大航続距離はその必然から。

陸式と違って、海軍は陸攻を戦艦(=80番、50番)や駆逐艦(航空魚雷)の分散配置
みたいなものと捉えていた節があるから、機体そのものの防弾は二の次になる。
(弾丸や魚雷に防御装甲が無いのと同じ)

その点、陸式は地上部隊との連携を考えていたから撃たれて当り前、だから貧弱
ながらも一式戦の初期型から(圧縮フェルト程度)防弾はもっていた。
一式戦の大航続距離は、偶々、新人が燃料タンクの設計をやって、翼内ギリギリの
大きさにした。小山氏は「大きいな。。。でも満タンにしなければいいだけだ」と許可
したという。

96式艦戦、97戦の軽快さが脳内にあった帝國陸海軍は、零戦・一式戦をいずれも
運動性重視で設計したが、零戦は大陸で7.7oが米国戦闘機に効かないのと、艦船
攻撃の必要もあって20oを積んだのが結果的には良かった。堀越氏の基礎設計が
軽量化に特化していたからこそ、あまり知られていないけど零戦は実用上昇高度が
32型や52型では高いし、52型(無印)なんかは上昇率も高い。一式戦は武装が貧弱
だったけど、熟練搭乗員なら、「墜とせなくても墜されない絶対の自信があった」と
言われている。

史実では、一式戦に対応して二式単戦があり、四式戦・五式戦と上手く後継機が
続いたが、零戦は・・・・ ノビーワールドでは、今度の零戦の後継が何になるのか。
それこそ、金星零戦か、誉零戦か? 誉が出ずに金星18気筒がイキナリ出たりして。

で、賢い総統の四発重爆が気になる。