(政治的に)変な制限をうけずまっとうな設計になりそう。
まず搭乗する水陸機動団 1個ユニットが1000人でこれは米以外の他国海兵と同等の兵力
米のみが1700〜1800人とほぼ倍近い兵力を載せるのでその分船体が大きくなる。
それと意外に知られていないが喫水(船底から水面)の問題がある。
揚陸艦とはいえ人員や物資の積み下ろしに平時でもヘリやLCACで行うなんて贅沢は
米海軍くらいしか出来ない。
基本は岸壁に接岸して積み下ろしを行いヘリやLCACを使うのは
正に強襲揚陸時のみというのが運用になる。
で日本の港は通常水深8mで設計されている場合が多い。
基準8mといっても24時間浚渫している訳ではないので荒れた直後なんかは土砂が流れ込み
それ以下になる事も十分有り得る。
で安全率を考え喫水7m以下に設計すると大半の港に入港できる事になる。
で海自ではひゅうがが7mだし三井の案を見ると防衛省の輸送艦に対する要求も喫水7mと考えられる。
でこれ以上船体が大きくなると安定性を保つ為喫水はどうやってもさらに深くなり
入港できる港が激減する事になる。
おおざっぱに言うなら多様な運用が出来る事を前提にぎりぎデカい艦というのが正しいと思う。