量産機の配備にはメーカー技術の派遣が常である
明野には工場から西門啓技手がきた
彼の感じた故障問題は噴射装置のピストンだった

燃料噴射装置は三菱だが燃料ポンプはボッシュをコピーした川崎製ポンプが使われていた
そのピストンが焼き付くのだ
この部分をすぐ手入れしてこまめに研磨剤のアンモールでこするしかない
飛行中に焼き付けば燃料は送られずエンジンは止まる

三菱製三型ポンプの完成でこれは解決を見た。三菱製品ポンプの投入は七十八戦隊に
ようやくとどき悩みは消え去った

もしかして川崎って・・ダイムラーエンジンの肝心の部分を作ることができない?
なんか陸軍もおかしくね?
海軍の彗星はどうやってるんだ