旧・陸軍参謀本部陸地測量部 (現・国土地理院の前身) が作成した
5万分の1地形図『吐ロ葛喇及尖閣群島』は尖閣諸島が日清戦争で
台湾の附属島嶼として「割譲」されたとの認識で作成されている。
(要するに日清戦争で勝って手に入れた「戦利品」との認識を
していたのだと思われる。)

旧・陸軍参謀本部陸地測量部が尖閣諸島が「割譲」によって
日本領になったという認識をしていた証拠に「久場島」は
中国名「黄尾嶼」と表示され、また、右下の「一般図」では
沖縄県と鹿児島県の県境には境界線が引かれているのに、
沖縄県と台湾の間には境界線が無いからだ。

詳細は下記の私のブログ記事を御覧いただきたい。

[ 尖閣諸島が台湾の附属島嶼である事を示す地形図 ]
http://blog.livedoor.jp/masanori_asami-board/archives/12045169.html

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ちなみに、国際法上、領土を取得する場合に権原として「無主地
先占」や「割譲」等があり、旧・陸軍参謀本部陸地測量部の見解は
現在の日本の外務省の見解である「無主地先占」とは見解が異なる。
尚、日本は第二次世界大戦で負けたので旧陸軍参謀本部陸地量部の
見解である「割譲」を前提にすれば、尖閣諸島は台湾の附属島嶼
として尖閣諸島は中国に返還する義務が生じる。