>>496
基本的には1行目の「高速性」が全て。
用途次第ではこれに加えて高高度性能も要求されることはあるが、敵も高高度戦闘機を持っている
場合は結局高速性能(言葉通りの意味以外にも、迎撃機が上昇してくるまでの時間を稼ぐ意味合いもある)が
要求される。

近距離まで接近されたからって運動性で反撃するのは、偵察機に限らず戦闘機や空戦性能に配慮された
機体(零式水上観測機など)以外全部同じ。

大体にして、後方武装しか無いってことは運動性で敵と渡り合う事を目的としていないのを意味する。
つまり、敵が近くに来るまで発見できなかったとしても、逃げるしか無い機体。

構造上の問題というのは、その高速性能を追求するために軽量化などを行っている場合は、旋回によって
生じたGによる荷重に耐える性能を持っていないこともある。
旧軍の百式司令部偵察機や彩雲などは、斜め銃を装備して対爆撃機用途に使われた場合、この問題が
生じており、実質偵察機から戦闘機への転用、あるいは空戦性能を求めるのは現実的では無い。

で、いろいろ質問してくれるのはいいけど、発案者であるアナタがそういう要求性能出してるのよ。
だから、「そんな飛行機でちゃんと用途に合ってるの?」と質問したいのは、こっちの方。
だって、「戦闘機と張り合う運動性」と真逆の要素しか無いんだから。