>>611
>>615
ナポレオン戦争では騎馬砲兵の砲手は単独の騎馬で移動するのが基本でしたよ
2名程度が前車や砲架に乗る国は有りましたが、牽引馬チームが牽引するのは徒歩砲兵と同じ様に砲や弾薬車
(オーストリアの騎馬砲兵は弾薬車に跨がって移動していましたが)

ナポレオン戦争従軍記(中央公論社)には
「我々には私物を運ぶ兵站馬車が無い分、素早い行軍が出来た」
みたいな回想が載っています
馬車の保有=機動力の増加とは言い切れないのが現実?

加えて、重くなるであろう馬車化歩兵の馬車を牽引する馬を揃えるのも大変そうですし・・・
フランス軍8ポンドカノン砲(2525ポンド)の牽引馬チームは10頭
フランス軍6ポンドカノン(2010ポンド)の牽引馬チームは8頭
(牽引するには砲以外に更に550ー750ポンドの前車が必要)
6ポンドカノンが主力に成った戦争後半には牽引馬チームが6頭に減らされています
ロシアで失った馬匹を最後まで補う事が出来なかったと

乗馬技術の無い歩兵に機動力を与える手段なら、騎兵の馬の尻に歩兵1名を乗せる(馬の二人乗り)が有りますよ
オーストリア継承戦争でフランス軍のサックス元帥が専用部隊を編成して実行しています