>>240
> 可変翼にこだわらないならトムキャットである必要無くね?

そもそも可変翼は高速飛行や超低空侵攻での耐ガスト(突風)性に求められる高い翼面荷重と
高迎角を使う格闘戦での誘導抗力低下のための低い翼幅荷重や離着陸(離着艦)速度低減のための低い翼面荷重という
相反する要請を両立させるための手段だ

従来のトムキャットでも最適燃費のための比較的遅い速度でのロイタリングならば主翼を前進位置で固定して飛んでいるし
戦域に急行するための高速巡航ならば主翼を最大後退位置にして空気抵抗を最小限にしてドライ推力で出せる最大速度で巡航する

可変翼を文字通り頻繁に前後させるのは空戦においてだけだよ
ループ運動では翼面荷重を最小にして旋回率を上げ翼幅荷重とを最小とすることで誘導抗力を下げて旋回での運動エネルギーロスを最小化するために主翼を前進させるし
ロール運動でロール軸周りの慣性モーメントを最小にしたい場合とか運動エネルギー回復のために急激な加速が必要な場合には主翼を後退させるし
可変翼を頻繁に前後させる必要があるが、空戦以外の飛行状態ではその飛行状態に最適な後退角で基本的に固定している


> その涙ぐましい努力をF/A-18やF-35Cに投じた方が遥かに現実的だろ(ていうか実際に投じた@米海軍)

と偉そうに知ったかを書くのは自由だが、
君が可変翼の使い方を何も知らないことは良くわかったよ

F/A-18EやF-35Cの問題は機体規模が小さくエンジン推力も小さい(片や中推力の双発、片や大推力の単発)から今後の発展性に乏しいことだ
これらでは機体規模が大きく大推力エンジンの双発のSu-35やSu-57の今後の発展には追随できず遠からず対抗できなくなる
ステルス機であるF-35Cにしてもステルス性が現在のように絶対的なアドバンテージでなくなればね

そして戦闘機に採用されてきたあらゆる新技術に対しては遠からず対抗技術が開発されてその新技術のアドバンテージは失われてきた、これが戦闘機開発の歴史だ
現在、絶対的なアドバンテージかの如く喧伝されているステルス技術もこれら戦闘機技術の例外では有り得ない