>42の論文だと、グルジア紛争の実施で不適合が噴出したロシア軍の改革が語られてますが…
いかにも技術優位に焦点を置きたい西側視点的な分析だなぁとの感想を持ちました…
結局ウクライナはこれでは説明しきれない。

ロシアはグルジア時の失敗だけでなく成功部分も抽出するだろう事に意識が向いてないように思えます。
批判記事ばかり集めて纏めたような感じがします。
途中のソ連作戦術の段階説明も表層的な差異で見ており、本質に迫ってないように思えます。

しかし、ロシアが技術改革に本気になってるのは事実ですし、
それは今後も含め重要な影響を及ぼすことは確かですが
本論文はそこに流れ過ぎているように思えます。

つまり作戦術論文と言いながら部隊運用の変化について言及が無いってどういうことよ?
そこが重要であり、そこが機能したから劣勢装備でもグルジア紛争にロシア勝てたんでしょうに。
(論文でも最初の方で言及しておきながら、後半殆ど無視)

むしろ技術革新の必要性などは当然の話であり、作戦術で探求すべきはそこじゃないでしょう
(これも作戦術の定義とかで書いておきながら…)
(技術進化による非接触戦争などは戦術的な部分です。作戦術ならばそこが戦略形成や作戦運用にどう影響するかでしょうに)

技術も重要ですが、その視点から作戦術を見ると、今回のウクライナのような戦争形態は理解できないですよ。
(ただし技術も作戦術の重要な要素なので無視してもいけない)
(なのでこの論文、間違ってはいないんだけど、一番突っ込むべき部分に突っ込んでないのがはがゆい)

と真っ向から偉い人の論文にけちをつけられるんだから2chの存在は偉大だよね
(でも、部分部分で注目したい所(攻撃と防御を分けないとか)もあったので、この論文見つけてラッキー)

そして>32の記事との論調の違いをみると、たーのしー
(>32の記事は運用思想面から迫ってる)