因みに新砲塔ですら、俯仰角方向の肩当ては廃止されているんだよね。
この時点で低速行進間射撃が難しいものになってる。
まああんな質量のモノが暴れたら肩を負傷しかねんしな。
で、左右方向への微調整を肩当てでやるかなんだけど、こっちは結局ハンドル式が支持されてチヘに至る訳だ。
行進間射撃で頻繁かつ迅速にピッチングに対する対応を求められて、肩当て式による俯仰旋回やジャイロスタビライザーの俯仰維持なんてものがあるわけでな。

躍進間射撃(又は停止射撃)において正確に狙い撃つ場合、ハンドルを使って照準しての正確な射撃を求めたんだろう。

どちらにせよチヘの経緯から見れば俯仰旋回無くした時点で左右方向もハンドルに切り替えるのが妥当だったんだけど、開発時ではそう見られて無かったんだろうね。

でも左右方向への肩当てを残したかったとしても、既に一○○式三十七粍戦車砲で成功しているんだよね。
47mm戦車砲は制式時点で連装型があってもおかしくはないんよ。時系列的にはね。

因みにこれで「質量は増えたけど主砲幅が機銃が離れてモーメントアームが伸びたんでまた新規にマズルブレーキまたは駐退機なんかの開発が必要だ!」みたいにもしなってとしたらそこはすまん。
あまり47mmの連装の方には詳しくないので。

でもどのみち左右方向の肩当て辞めてりゃ、そもそも47mm連装機銃の開発は速攻で終わってた事も頭に入れてと。