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大型船どころか中型船の需要も諸外国より低かったのは、国内の岸壁設備が貧弱だったから
戦前の那覇港でさえ、4500トン1隻、2000トン2隻の接岸設備しかなかった

これでは当然小型船しか需要がなく、
日本が大量建造した戦時標準船は戦後分も含めて584隻作られた870トンタイプが最多
アメリカが大量建造した戦時標準船は戦後分も含めて2710隻作られたリバティ船(14,474トン)が最多

870トンに対して平均24人の乗員、14474トンに対して平均46人の乗員であることを知れば、いかに人員の無駄遣いをしているかが理解されるだろう

そのため、大型ドック以上は少なく、特に超大型ドックは空き待ちの状況に陥り、著しく日本海軍の戦力を低下させた

戦艦・巨大空母を保持することはすなわち、巨大造船所を保持することであり、それだけの民間需要が必要である