自国内の貧困者や困窮者を救えないようで何が世界平和だ、などと嘯いていた保守の人たちも、

最近では自国において過去に、または現代進行形で行われる人権侵害を批判されると、

あっちの国もやっている、あっちの国に言ってから日本について言え、

みたいなことをいうようになった。時代は変わったのだ。

もしもジャパンファーストなるものが「主義」として存在するとしたら、

他国がどうであろうとまずは自国のことが第一のはずなのだから、

自国における貧困や自国政府による人権侵害が問題視された時に、

他国のことを持ち出し、まずはあっちに言え、

みたいな態度をとることはできないはずである。