中国「抗日革命」一家、北朝鮮経済の支えに 2018 年 9 月 5 日 14:53 JST
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周一家とつながりのある事業が 同国を支えるのに役立っていた
周保中は1930年代後半、抗日運動で連帯した金日成をソ連の軍事顧問らにつないだ
2人は補給線や通信ラインを構築し、金日成は「革命同志の間の友情」と書いた
「周と金は非常に親しい間柄だった。異例なほど緊密だ」
2人の関係は戦場を離れて花開いた
1948年の写真では2人の家族が一緒に収まっており
そこには子ども時代の金正日氏と周偉氏の姿もある
2000年代初めまでに中国は経済成長に伴い
資源需要が高まっており、地質学者らは 長らく北朝鮮に注目していた
その頃に周氏は「父親世代の大義を継続させ、中国と北朝鮮の友情を深める」目的で
偉民を創業 人民日報の記事は、両家の関係を「鴨緑江のように脈々と続く」と
(CIA)の記録など複数の報告書によると 偉民はモリブデンを採掘するため
2004年に北朝鮮・咸鏡南道の鉱山合弁の権益半分を取得 その4年後
北朝鮮メディアは初のモリブデン精錬工場について偉民の功績を認めた
モリブデンは戦車や火砲、弾道ミサイル部品の生産に使われる
北朝鮮はまだ20代だった正恩氏が11年末に権力を握った後
中国との関係が冷え込んだ。周氏の事業は
工業地区計画といった面で打撃を受けたが
偉民は翌年8月、台風で壊滅的打撃を受けた鉱山に正恩氏が緊急機を派遣したとも
同社の幹部は中国の新華社通信に対し、北朝鮮との提携は「常に順調だ」と話した
周氏は14年の訪朝に際して正恩氏をたたえた。偉民はその翌年に中国で登記を更新
事業にレアアースの取引を ハイテク製品に使われる鉱物資源で、北朝鮮に豊富だ
昨年夏、中国の鉱山技師Fan Zhongli氏は周偉氏の写真に救われたという
2つの金鉱脈を評価するため、偉民に派遣されて北朝鮮を訪れた時のことだ
ガソリン入手はほぼ絶望的だったが、案内役たちが軍事施設で満タンにしてくれた
その時の説明は 「当社の会長はあなた方の指導者たちと非常に良好な関係にある」