>>945の続き
すると加来艦長は直ぐ私の蒼龍の情態報告を待つが如く大きな声で
 「司令官、本艦だけ発艦します」
とこう言われたんです。
司令官はそれに対して、どういう返事をするかなと、じっと司令官の顔を見てました。
ところが司令官は横を向かれて、ぐうっと今度は右の方へ右の艦橋の方へ、
左の上の方に蒼龍がいたものですから、
左百三十度四千米くらいのところに蒼龍は占位していたんです。
それで、そういうようにして司令官は大分いらいらされておったようでした。