陸自SSMの場合、沿岸部に配置した捜索・標定レーダー装置からの情報をもとに、内陸部から発射するのがメインであって、
沿岸部に配置してはるか外洋の敵艦を狙うような攻撃は副次的な任務なんよな
だからASMにはない地形回避飛行能力が付与されてるし、SSM連隊は内陸部にも配置されてる
捜索・標定レーダー装置の捜索距離が距離30〜50kmとされてるから、陸自SSMが想定する攻撃範囲もそんなもんだろう

例えば沿岸部にスパイクNLOS(最大射程25km)でも配置すれば似たような攻撃範囲になるが、
この場合、敵の艦砲やヘリによる制圧射撃を受けることになり、非装甲のミサイル発射機では生き残ることが難しい
その点、最大射程200km程度と言われるSSMであれば、汀線から100km以上距離を取れるから、艦砲はまず届かないし、
ヘリで狙うにしても、敵が捜索すべき範囲が広くなるから、生残性は大きく向上する
隅金は30km級の「竿竹屋SSM」を掩体に入れることを提唱してるが、これだと敵の上陸地点が判明してからその付近に布陣させなきゃいけないし、
その頃には準備砲撃が降り注いでる恐れがある
まあ着上陸すべき海岸線が狭い離島防衛なら、最初から絞りこめるから大丈夫なのかもしれんが